hokke_hokke_2’s blog

仮面ライダービルド

「ザ・ソウルメイト」

🌾ネタバレありです!!!!🌾

 

「ザ・ソウルメイト」みました。観てよかった、すごく優しかった

韓国映画はじめて見たんですけど、テジンの回想とか、言葉が出ないほどの混乱の描写があまり見たことがないもので、とても新鮮でした。邦画との違いなのかな。

テジンとヒョンジのお互いの気持ちがきゅっと結びついているような、あたたかくて笑顔が溢れる関係。深く思っているからこそ怪我があったら悲しいし、「こっちの身にもなってよ!」って気持ちになるんだなぁ。素敵だなぁ。久しく体験していない安らかな“キュン”を得ました。

そして主演のマ・ドンソクさん。第一印象はなかなか厳しいもので、このコワモテのおじさんと若手警察官がどうやって関わっていくの?といつの間にか、相対する2人の描写にますます目が離せなくなっていました。キャラクターも表現方法も、私が見てきた数少ない作品の中にはない新鮮なもので、物語を楽しみながら、韓国の文化が色濃く映し出された街並みや人々の姿に目移りしていました。

なによりも、マ・ドンソク演じるジャンスの魅力的な一面は、この作品の1番の見どころなのではないでしょうか。大柄でコワモテな見た目とは裏腹に、愛する娘のためにドナーを探し続けたり、手術費用の工面に柔道場を売り払おうとしたりと、家族思いで誰にも見せないような繊細なところがあって……。少し踏み外すと、違和感を与えてしまいそうな、大きなギャップのある役だなぁと感じました。ですが、見ているうちに「ドギョンちゃん(ジャンスの娘)とたくさん幸せになって…!」と願わずにはいられない、たくさんの魅力が詰まったキャラクターを、いまと結びつけてごく自然に生きてられて、演技力の高さに驚きました。しかも、その演技力を見せつけることなく、ただただ身に落ちたジャンスという1人の人間の人生を見せてくれました。

また、印象的だったのが、テジンの表情の演技です。心肺停止状態で横たわった自分の姿を見て、声も出ないほど混乱しているシーンのテジンの痛々しい表情。先輩警官の汚職を知り、悔しさや裏切られた虚しさに涙し、届かないと分かっていながら殴り掛かるシーン。隣にヒョンジがいる時に見せる、幸せ全開の笑顔との高低差に息を飲みました。そして、彼の涙の演技には夜空の流れ星のような儚さと美しさがありました。負の感情からくる涙や、愛しい人を想い流す涙、どれも見ている側に同じ気持ちを芽生えさせ、世界観に引きずり込む力があります。

 

ラストは、2人の人生が交わった大きな出来事を経て、見違えるように本来の自分を取り戻したジャンスの冒頭シーンとの対比や、元気に走り回るドギョンちゃん。大きくなったお腹の子にテジンの鼓動の音を聞かせるヒョンジと、この非現実的な物語の人物たちは今も海を渡ったどこかで生活しているんじゃないかと感じる、みんなが1歩前へ踏み出したシーンでした。

 

個人的に今日はついていないことが多くて、気持ちが曇っていたのですが、1日の最後にこの作品に出会えてよかったと思います。たしかに、心臓移植のところはツッコんじゃったけどね…

はじめて、映画を見た後に感想を書いてみました。伝えたい、言葉にしたいことは山のようにあるのに、文章にするとすごくちっぽけになって…。自分の語彙力表現力の浅さに打ちひしがれています…

普段の会話でも、自分の感情や意見を伝えるための言葉が上手く見つけられないことがたくさんあります。もどかしいし、それじゃあもったいないですよね。これからはもっとアウトプットを意識して生活してみたいなと思います。

 

 

誤字脱字ミスは気付いた時に直します…感想書くのって難しいなぁ…読書感想文も苦手だったなぁ…

 

仮面ライダービルド32話まで見てみた

しばらくの間、というか今も放心状態である。

 日曜朝30分(正確には24分弱)という短い時間の中で1年間走り続けていく、ニチアサというジャンルの性質を踏まえ、1話1話の情報量が並大抵では無いことを改めて思い知った。情報が多い。それでいて最っ高に面白い。

 

32話、物語も折り返しを過ぎ、いよいよ終盤へ向かっていく。

仮面ライダービルドである桐生戦兎と、仮面ライダークローズである万丈龍我の、言葉で言い表すことさえ野暮に感じてしまう、心の奥と奥で結び繋がった関係。家族でも友人でもなく、ただただ「ベストマッチ」という言葉がしっくり来る。まさにベストマッチ。ベストマッチにベストマッチ。

終盤に向かい、その絆がより強固に、頑丈に育っていくのを肌で感じる。たくさんの仲間や裏切り、時には悲痛な死を経て精神面でも身体面でも強くなっていく彼らの姿から目が離せない。否、離したくない。いつまでも終わらないでいて欲しい。まだ32話だけど。

 

万丈くんが、幾つもの立ち塞がる壁を乗り越え、利己的だった以前の彼から、「大切な人を守る」ために強くなっていく姿は、私の世界に色をつけてくれた。戦兎くんが、万丈くんに差し伸べた手は、巡り巡って私の心に光を差した。もがいてもがいてもがいて、苦しみながらもラブアンドピース、愛と平和のためにたくさんの人の明日を創る彼らに救われた。

 

あと、17話!!彼らが愛と平和のために戦う姿をずっと見ていたいと思いながら、完走する日を楽しみにしています。